雑穀は、土壌があまり豊かではない土地や寒冷地でも育ち、病害虫にも強いため、農薬や化学肥料を使わずに収穫できます。
生命力が強く、植物が自ら体を守るための抗酸化作用が強いため、ポリフェノールが多く含まれ、ビタミン・ミネラル・食物繊維も豊富です。
健康に良いこと間違いなしですので、ぜひ食生活に取り入れてみて下さいね。
黒米(くろまい)
栄養は?
・黒い色素は『アントシアニン』というポリフェノールの一種
・『アントシアニン』は、強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去する
その為、老化防止・発がん抑制作用があると言われている
・ビタミンB2・ビタミンEも豊富なため、酸化の防止にもなる
赤米(あかまい)
栄養は?
・赤い色素は『タンニン』というポリフェノールの一種
・『タンニン』は、老化の原因である過酸化脂質の生成を抑制する抗酸化作用があり、
発がん抑制の効果があると言われている。
・食物繊維・ビタミンB1・ビタミンEが豊富
あわ
栄養は?
・ミネラルがバランス良く含まれる
・鉄分は雑穀の中でもトップクラスで、白米の約6倍
・マグネシウム・カルシウム・食物繊維が豊富
・あわのタンパク質は、血中の善玉コレステロール値を高める効果
きび
栄養は?
・ビタミンB群、豊富なミネラルバランスが含まれている
・鉄分・マグネシウム・食物繊維は白米の3倍
・良質なタンパク質は白米の2倍
・きびのタンパク質は血中の善玉コレステロールを増やす働きがある
押し麦・丸麦
栄養は?
・食物繊維が白米の19倍で、水溶性と不溶性がバランス良く含まれている
・抗酸化作用の働きにより、発がん抑制・老化防止の効果があると言われている
ひえ
栄養は?
・ひえのタンパク質は、血中の善玉コレステロールを増やす働きがあると言われている
・食物繊維が白米の8倍以上
・マグネシウムは白米の4倍
・亜鉛・リンは白米の約3倍
たかきび
栄養は?
・ポリフェノールの一種であるタンニン・ルチンが含まれる
・カリウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富
アマランサス
栄養は?
・高たんぱくで、ミネラルの含有量は、雑穀の中では群を抜く
・たんぱく質は、必須アミノ酸をバランス良く含む良質なもの
・カルシウムは白米の32倍
・鉄は白米の12倍
・ビタミンEは白米の10倍
・食物繊維は白米の15倍
そば米
栄養は?
・ポリフェノールの一種のルチンを多く含む
・雑穀の中ではタンパク質の含有量がトップクラスで、必須アミノ酸も含まれる
キヌア
栄養は?
・タンパク質は、必須アミノ酸をバランス良く含む良質なもの
・鉄分やカルシウムなどのミネラル、食物繊維、ビタミンB群も豊富に含む
季節の雑穀ブレンド
白米や玄米に加えておにぎりにしたり、体調に合わせてブレンドを変えたり、好みの味を探してみましょう!
【春】丸麦と赤米
食物繊維が豊富な麦のデトックス効果で春を迎える身体を軽やかにしましょう♪
赤米をプラスして彩りも春らしくすると良いですね!
【夏】押し麦とアマランサス
麦は体の熱を逃し、クールダウンする作用があります。
アマランサスもプラスして、ミネラル不足になりがちな夏を乗り切りましょう!
【秋】もちきびともちあわ
甘くもっちりした『もちきび』と『もちあわ』の組み合わせは、秋らしいほっくりとした味覚が抜群の相性です。
季節の変わり目の体調も整えます。
【冬】ひえとそば米
寒冷地でも元気に育つ『ひえ』と『そば米』は、血行を良くして、身体を温めます。
素朴で滋味深い組み合わせです。
【雑穀の豆知識】
日本では、5000年前の縄文時代の遺跡からひえの種が発見されており、3500年前に伝わったとされる稲よりも歴史があります。
庶民の主食が米になったのは、昭和に入ってからで、それまでは、少量の米にひえやあわを混ぜた物が主流だったんだよ。
炊き方
これなら簡単に白米と混ぜて炊けるし、美味しく食べられるからおすすめだよ!
ちなにみカレーは、白米より雑穀ご飯が好き♡
最後までお読みいただきありがとうございました。