
パンテノールは本当に髪を補修するのか?
「パンテノールは髪に良いらしい。」
このような話を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
しかし、
「実際にはどのような働きをするのか」
「本当に毛髪補修につながるのか」
まで詳しく知っている方は少ないかもしれません。
そんな中、P&Gは2023年と2025年に開催された**IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)**で、パンテノールに関する新たな研究成果を発表しました。
これまで「髪を健やかに保つ成分」と考えられてきたパンテノールについて、毛髪内部への浸透やケラチンとの相互作用など、新しい知見が報告されたことで、ヘアケア業界でも大きな注目を集めています。(Wiley Online Library)
本記事では、化粧品成分解析で知られるかずのすけさんがYouTubeで解説した内容も参考資料の一つとしながら、P&Gの公式情報やIFSCCで発表された研究、公開論文などの一次情報をもとに整理・解説します。
動画の内容をそのまま紹介するのではなく、複数の情報源を比較しながら、読者の皆様が知りたいポイントを分かりやすくまとめました。
パンテノールに興味がある方はもちろん、「パンテーン アルティメイト エッセンス ブースター ミスト」の購入を検討している方も、ぜひ最後までご覧ください。
ナッシ楽しみだなぁ
この記事で分かること
- パンテーンが長年パンテノール研究を続けてきた理由
- パンテノールとはどのような成分なのか
- 2023年IFSCCで発表された研究内容
- パンテノールが注目される理由
- 毛髪補修の考え方がどのように変わりつつあるのか
- 第2部で解説する「毛髪構造リペアシステム」の基礎知識
パンテーンとはどんなブランド?
日本ではシャンプーやトリートメントのイメージが強く、「昔からある定番ブランド」と感じている方も多いでしょう。
実はブランド名の「パンテーン」は、**パンテノール(Pro-V:プロビタミンB5)**に由来しています。
つまり、ブランド誕生当初からパンテノールの研究を続けてきたブランドでもあります。
近年では、その研究成果を国際学会で発表するなど、単なるヘアケアブランドではなく、毛髪科学の研究にも力を入れています。P&Gによると、パンテノール研究は80年以上に及び、その知見をもとに新製品の開発が進められています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
一方で、かずのすけさんも動画内で、これまでのパンテーンに対しては率直な意見を述べつつ、今回の研究内容や新製品については「従来のイメージとは異なる、注目すべき取り組み」として紹介しています。
このように、ブランドのイメージだけで判断するのではなく、「どのような研究が行われているのか」という視点で見ることが重要です。



なるほど~!勉強になる!
この記事のポイント
- パンテーンはパンテノール研究を長年続けてきたブランド。
- ブランド名の由来もパンテノールである。
- 近年は毛髪科学の研究成果を国際学会で発表するなど、研究開発にも力を入れている。
パンテノールとは?
パンテノールは、プロビタミンB5とも呼ばれる成分です。
体内でビタミンB5(パントテン酸)へ変化することから、このように呼ばれています。
近年ではスキンケア製品への配合例も増え、保湿や肌を健やかに保つ成分として広く知られるようになりました。
そのため、「スキンケア成分」というイメージを持っている方も少なくありません。
しかし、パンテノールはもともとヘアケアとの関わりも深く、パンテーンブランドの原点となった成分でもあります。
プロビタミンB5とは?
「プロビタミン」とは、体内でビタミンへ変化する前段階の物質を指します。
パンテノールは、体内でパントテン酸へ変換されるため、プロビタミンB5と呼ばれています。
化粧品では保湿やコンディショニングを目的として配合されることが多く、ヘアケアでは髪をなめらかに整える成分として長年利用されてきました。
ただし、研究で示された作用と、実際に使用した際の感じ方は同じではありません。
製品の効果や使用感には、処方全体や髪質なども影響します。そのため、パンテノールだけで製品の良し悪しを判断することはできません。
この記事のポイント
- パンテノールはプロビタミンB5と呼ばれる成分。
- スキンケアだけでなく、ヘアケアでも長年使用されてきた。
- 成分単体だけでなく、製品全体の処方を見ることが大切。
第2部では、いよいよ本題となる2023年IFSCC研究を詳しく解説します。
- パンテノールはどのように毛髪内部への浸透が確認されたのか
- NanoSIMSやHPLCとはどのような分析技術なのか
- なぜこの研究が毛髪科学において注目されているのか
- 「毛髪構造リペアシステム」につながる研究の第一歩とは何か
を、専門用語もかみ砕きながら分かりやすく解説していきます。
執筆ポリシー
本記事は、P&Gが公開している製品情報やIFSCCで発表された研究、公開論文などの一次情報をもとに執筆しています。また、化粧品成分解析で知られるかずのすけさんのYouTube動画も参考資料の一つとし、内容をそのまま転載するのではなく、情報を整理・再構成したオリジナルコンテンツとして制作しています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
この記事を書いた人


YUKI
アラフォーの会社員。
日々美容に関する情報を発信中。







